こんにちは。
一般社団法人相互尊重コミュニケーション協会 代表理事の渡辺佳菜です。
当協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
おかげさまで、当協会は設立から1年足らずで62名の方に在籍いただく組織へと急成長いたしました。一般公募はまだ2回のみであるにも関わらず、「当協会のカリキュラムを学びたい!」「この考え方を広めたい!」と、熱い想いを持った皆様が集まってくださったこと、代表として深く感謝申し上げます。
本日のブログでは、なぜこれほどまでに短期間で多くの共感をいただいているのか。そして、今の時代になぜ「相互尊重」が不可欠なのかについて、少し踏み込んでお伝えしたいと思います。

「正解」が見えなくなった時代に起きていること
皆様は、日々の仕事や生活の中で、以前よりも「人間関係が難しい」「意見が対立しやすい」と感じることはありませんか?
「良かれと思って言ったのに、相手を不機嫌にさせてしまった」
「会議で意見を求めても、誰も本音を話さない」
もしそのような閉塞感を感じているとしたら、それは個人のコミュニケーション能力の問題ではありません。社会の構造そのものが大きく変化し、これまでの「当たり前」が通用しなくなったからです。
1. 前提が変わった:「同質性」から「多様性」へ
かつての日本社会は、ある程度の「同質性」を前提としていました。「言わなくてもわかる」「普通はこうする(残業するのが当たり前、飲み会に行くのが当たり前など)」という暗黙の了解が、潤滑油として機能していた時代がありました。
しかし現在は違います。国籍・文化・性別はもちろん、働き方(リモートか出社か)、キャリア観、ライフスタイルが劇的に多様化しています。
「違い」があることが大前提の社会で、かつてのような「あうんの呼吸」を期待することは、もはや不可能です。互いの違いを認識し、言語化してすり合わせるプロセスが不可欠になっています。
2. コミュニケーションの衝突:「正義」対「正義」
SNSの普及により、誰もが自分の意見を発信できるようになりました。それは素晴らしいことである反面、異なる価値観同士の衝突——いわば「正義と正義のぶつかり合い」を可視化させました。
「私の考えが正しい。だから、あなたは間違っている」
このマインドセットのままでは、対話は成立しません。相手を論破するか、自分が我慢して黙るかの二択になってしまいます。その結果生まれるのは、組織の分断と個人の孤立です。
誤解されがちな「相互尊重」の本当の意味
ここで改めて、当協会が提唱する「相互尊重」について定義させてください。
よく誤解されるのですが、相互尊重とは「相手に合わせること」でも、「我慢して仲良くすること」でもありません。
自分の意見を押し殺して相手を立てるのは「自己犠牲」です。
逆に、自分の意見ばかりを通すのは「他者軽視」です。
私たちが目指す相互尊重とは、「自分も大切にし、同じくらい相手も大切にする」という姿勢です。
自分と相手の間には「境界線(バウンダリー)」があることを認め、どちらかがどちらかを支配するのではなく、対等な人間として向き合うこと。
「私はこう思う。そして、あなたはそう思うんだね」
違いを「間違い」とジャッジせず、「違い」としてそのまま扱う。この姿勢こそが、心理的安全性のある組織や、持続可能な人間関係の土台となります。
AI時代にこそ輝く「人間らしさ」の価値
AI(人工知能)技術の進化は目覚ましく、多くの業務が自動化されつつあります。
経営コンサルタントの神田昌典先生のお言葉をお借りすれば、「AIに意志はない」のです。
計算や論理処理、効率化はAIにお任せしましょう。
これからの時代、私たち人間に求められる代替不可能な価値とは何でしょうか?
- 相手の言葉の裏にある感情を理解する力
- 痛みや喜びに対する心からの共感
- 信頼に基づいた、強固で温かい関係構築
これらはすべて、相互尊重の姿勢があって初めて機能する「人間だけのスキル」です。
AIが進化すればするほど、「あなたと働きたい」「あなただからお願いしたい」と言われる人間力が、ビジネスにおける最強の武器になります。
心理学や組織行動学の研究においても、「尊重されている」と感じる環境は、個人の幸福度(ウェルビーイング)や創造性、生産性を高めることが実証されています。

今日からできる!相互尊重のアクション
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
難しく考える必要はありません。まずは、日常の会話で「ワンクッション」を入れることから始めてみてください。
誰かと意見が食い違ったり、モヤッとした時。
いきなり反論したり、我慢して飲み込んだりする前に、こう言ってみてください。
「そっか、あなたはそう思うんだね。私はこう思うよ」
前半の「あなたはそう思うんだね」で、相手の存在と意見をそのまま受け止めます(賛同する必要はありません。「そう考えているという事実」を認めるだけで十分です)。
そして後半の「私はこう思うよ」で、自分の意見(アイメッセージ)もしっかりと伝えます。
この一言があるだけで、会話は「対立」から「対話」へと変わります。
ぜひ、職場のメンバーやご家族に対して試してみてください。空気感がふっと緩むのを実感できるはずです。
2026年に向けて:私たちのミッション
私は、相互尊重コミュニケーションこそが、現代社会を生き抜くための「OS(基本ソフト)」であると確信し、この協会を立ち上げました。
来年度は、当協会のメソッドをベースとした書籍の出版も決定しております。
そして2026年度には、150名の在籍を目指し、「愛」と「相互理解」のあるコミュニケーションを日本中に広げていくことをここに誓います。
時代は待ったなしで変化しています。
私たちと一緒に、変化を恐れず、新しい時代のコミュニケーションを学んでみませんか?
一人の力は微力ですが、無力ではありません。
まずはあなたの半径5メートルから、温かい相互尊重の輪を広げていきましょう。
代表理事として、私も全力で走り続けます。
これからも一般社団法人相互尊重コミュニケーション協会を、どうぞよろしくお願いいたします。

【ご案内】相互尊重コミュニケーションを学びたい方へ
当協会では、多様な価値観を持つ人々と円滑に関係を築くための講座やカリキュラムを提供しています。
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皆様とお会いできることを、心より楽しみにしております。
一般社団法人相互尊重コミュニケーション協会
代表理事 渡辺 佳菜

