|相互尊重コミュニケーション®︎ パートナーシップ講座 開催レポート

仲直りのサインを、受け取れなかった理由

目次

「もう一言言いたい」の奥にあった、わたしの本音

「仲直りしたい気持ちは、わかっている。
でも、まだ許せない。
もう一言、言ってやりたい」

そんなふうに思ったことはありませんか?

      

相互尊重コミュニケーション®︎

パートナーシップ編・第4回のワーク会では、

相手が出している“仲直りのシグナル”を
キャッチすることをテーマに、

参加者のみなさんと自分自身の
コミュニケーションを見つめました。

      

              

今回、受講生のVivi Misaさんが、
ご自身の気づきを投稿してくださいました。

      

ワークを通してMisaさんが気づいたのは、

「本当は喧嘩をしていないのに、
相手が仲直りしたいと思っている気持ちを
受け取れないことがある」

ということだったそうです。

    

その瞬間、過去のある場面を
思い出されたといいます。

      

背中をさする手を、跳ね除けていた頃

当時のご主人と喧嘩をしたとき。

ご主人が背中をさすってくれたり、
肩をポンポンとしてくれたり
したことがあったそうです。

       

それはきっと、
「もう怒らないで」「仲直りしたい」という、
言葉にならないメッセージ
だったのかもしれません。

    

けれど、そのときのMisaさんは、
その気持ちを受け取ることができませんでした。

     

「はぁー?! まだ喧嘩してるんですが」
そんな気持ちで、
仲直りのサインを跳ね除けてしまっていた。

     

喧嘩を長引かせたいわけではない。
本当は、仲直りしたくないわけでもない。

   

それでも、「まだ終われない」と
感じてしまうことがあります。

    

それは、怒りが強いからだけでは
ないのだと思います。

     

         

「わかってよ」が、まだ残っている

なぜ、
差し出された仲直りのサインを
受け取れないのでしょう。

    

なぜ、
「もう一言言ってやりたい」と
思ってしまうのでしょう。

     

Misaさんは、ご自身のなかに
こんな思いがあったことに気づかれました。

     

「わかってよ」
「こんなにわたしはやっているのに」
「なんで話を聞いてくれないの」

      

その奥には、
わかってもらえなかった寂しさや、
がんばりに気づいてほしかった、

そんな切なさが
あったのかもしれません。

    

仲直りのシグナルを受け取れないとき、
わたしたちは相手を
困らせたいわけではありません。

    

ただ、
まだ自分の気持ちが
置き去りになっているのです。

     

「わたしは悲しかった」
「本当は、わかってほしかった」
「こんなにがんばっていたことに、気づいてほしかった」

      

その声を、
自分自身が受け止められていないとき。

     

相手からの優しさや歩み寄りにも、
すぐには手を伸ばせないことがあります。

      

感情を、自分の味方として受け取る

講座で大切にしていることのひとつに、
『境界線』があります。

   

自分の感情は自分のもの。
自分の問題は、自分で扱っていく。

       

これは、「ひとりで我慢しましょう」
という意味ではありません。

    

相手にわかってもらうことを諦める、
ということでもありません。

     

相手がどうしてくれなかったかだけに
気持ちを預けるのではなく、
まずは自分が自分の感情を受け取ること。

      

「わたしは、まだ怒っているんだね」
「本当は、悲しかったんだね」
「仲直りしたくないのではなく、
 気持ちを置いていかないでほしかったんだね」

     

そうやって自分の本音に気づけたとき、
相手の行動の見え方も
少し変わっていきます。

    

背中をさする手も、
肩をポンポンとするしぐさも、
「ごめん」と言えない相手なりの
仲直りのサインだったのかもしれない、と。

    

もちろん、すぐに許せなくても大丈夫です。
すぐに笑顔になれなくても大丈夫です。

     

大切なのは、
「まだ怒っている自分」を責めないこと。

     

そして、自分の気持ちを
自分で置き去りにしないことです。

     

      

仲直りは、勝ち負けを終わらせることではない

喧嘩のあとに必要なのは、
どちらが正しかったかを
決めることではないのかもしれません。

    

相手の「仲直りしたい」に
気づこうとしてみること。


同時に、自分の「まだ悲しい」も
大切にすること。

    

その両方があってこそ、
無理のない仲直りが始まります。

     

「もう一言言ってやりたい」と思ったときは、
少しだけ立ち止まってみてください。

     

わたしは、本当は何をわかってほしいんだろう。
相手は、どんなサインを出しているんだろう。

   

そんなふうに問いかけてみることが、
関係をあたため直す
小さな入口になるかもしれません。

   

わたしの味方は、わたし。
自分の気持ちを大切に受け取りながら、
相手との違いも尊重していく。

    

そこに、
あたたかなパートナーシップが
育っていくのだと思います。

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