相互尊重コミュニケーション®︎講座
第4期がスタートしました。
今回ご紹介するのは、
継続して学んでくださっている
加藤みほさんの、
初回受講後のアウトプットです。
「今期こそはリアル受講を」と
日程を調整し、
参加してくださったみほさん。
これまで積み重ねてきた
子育ての時間を振り返りながら、
これからのコミュニケーションを
アップデートしていく。
その始まりのなかで、
印象的な気づきを
綴ってくださいました。
それは、
「共感と同感は違う」ということ。
そして、
「受け止めることと、受け入れることも違う」
ということです。
相手のために頑張るほど、自分が後回しになることもある
相手のことを考える。
相手が喜ぶことを選ぶ。
目の前にいる大切な人を、大切にする。
それは決して
悪いことではありません。
むしろ、多くの人が大
切にしたいと願っている
姿勢でしょう。
けれど、
その優しさが強い人ほど、
「自分のことはあとでいい」と
なりやすいことがあります。
みほさんもまた、
これまでの人生のなかで、
相手を思いやることの大切さを
たくさん学び、実践してこられたそうです。
だからこそ今回、
あらためて心に残ったのが、
相互尊重における「自分も大切にする」
という視点でした。
相互尊重とは、
相手に合わせることでも、
自分を我慢させることでもありません。
相手も私も、
それぞれに大切な存在であること。
違いがあっても、
互いを理解しようと努めること。
そして、自分の気持ちや状態にも
目を向けること。
そのバランスを、
自分自身で見つけていくことが大切です。
共感は、「同じ意見になること」ではない
「共感」と「同感」は、
似ているようで異なります。
同感は、「私もそう思う」と、
相手と同じ意見や感覚を持つこと。
一方の共感は、
たとえ自分が同じ意見でなくても、
「あなたはそう感じたんだね」と、
相手の感じ方を理解しようとする姿勢です。
人と人は、
違うからこそ対話をします。
同じ気持ちに
なれないことがあってもいい。
同じ答えを出せなくてもいい。
それでも、
「あなたにとっては、そうだったんだね」と
受け止めてもらえたとき、
人は安心します。
子ども同士の関係でも、
夫婦の関係でも、
職場での関係でも。
相手に同意できるかどうかの前に、
その人が何を感じ、
何を大切にしているのかに
耳を傾けることが、
関係を育てる土台になります。
受け止めることと、受け入れることは違う
もう一つ、
今回の大切な学びがありました。
それは、
「受け止める」と「受け入れる」を
混同しないことです。
相手の思いや言葉を
受け止めることは大切です。
けれど、
それは相手の要求や価値観のすべてを、
自分が引き受けなければならない
という意味ではありません。
「そう思うんだね」と受け止めながらも、
「私はこう考えている」と伝えていい。
相手を尊重しながら、
自分の心まで削らなくていい。
自分を守る境界線を
持つこともまた、
相互尊重の一部です。
優しい人ほど、
相手の感情を
抱え込みやすいものです。
だからこそ、
相手の気持ちを大切にしながら、
自分の気持ちも置き去りにしない。
その練習が必要なのだと思います。
子どもに伝えたいからこそ、まず自分から
みほさんは、
心理学をベースにした子育てと
「自分育て」を続けるなかで、
こんな思いを持ってこられたそうです。
「まずは私ができるようにならないと、
子どもにも伝わらない」
子どもは、親の言葉だけでなく、
日々の姿から多くを受け取っています。
自分の気持ちを大切にすること。
相手の気持ちにも耳を傾けること。
意見が違っても、
相手を否定せずに話すこと。
それらを完璧にできなくても、
向き合おうとする姿勢は
伝わっていきます。
子どもが成長するほど、
一緒に過ごせる時間は
少しずつ変わっていきます。
だからこそ、
時間の長さだけではなく、
その一瞬一瞬を
どう向き合うかを大切にしたい。
みほさんの言葉には、
そんな温かな決意がありました。
学びを、いちばん近い関係から実践する
第4期の初回は、
画面越しであっても、
全員が顔を出して学ぶ時間となりました。
表情が見えること。
相手がそこにいると感じられること。
一人ひとりが場を大切にしようとすること。
その積み重ねが、
オンラインでも
心地よい空気をつくっていきます。
テキストに書かれていることだけではない、
対話のなかで生まれる気づきも、
この講座の大切な学びです。
そして今期、みほさんは
「子どもたちはそこそこに、
夫にフォーカスして
ワークをやっていきます」と
宣言してくださいました。
学びは、
特別な場所だけで
完結するものではありません。
いちばん近い関係のなかで
試してみること。
うまくいった日も、
うまくいかなかった日も
振り返ること。
その繰り返しのなかで、
相互尊重は少しずつ
自分のものになっていきます。
相手を大切にすること。
そして、自分も大切にすること。
どちらか一方ではなく、
両方を諦めない関係を。
第4期の皆さんとともに、
これからも丁寧に育んでいきます。

