先日、
とても嬉しい贈りものを
いただきました。
相互尊重コミュニケーション®を
受講してくださった方から、
KUROMIのシールをいただいたんです。
「KUROMIを見ると、
佳菜さんを思い出すんです☺️」
そう言って、
手渡してくださいました。
私が好きなものを
覚えていてくださること。
そして、ふとした瞬間に
私を思い出してくださること。
そのお気持ちが、
とても、とても嬉しくて。
いただいたシールを見るたびに、
「ありがたいなぁ」と
心が温かくなります。
でも、この出来事を通して、
改めて感じたことがありました。
それは、自分の「好き」を
安心して表現できることは、
決して当たり前ではないということです。
「好き」と言うことが、怖かった人たちへ
私は、受講生さんから
こんな言葉をいただくことがあります。
「佳菜さんと出会って、好きなものを
『好き!』と言っていいんだと、
自分に許可を出せるようになりました!」
以前の私は、
正直なところ、
不思議に思っていました。
「どうして、好きなものを好きって
言えないんだろう?」
でも、今は
少しわかる気がします。
好きなものを伝えるということは、
自分の感性を誰かに
見せることでもあるんですよね。
「そんなものが好きなの?」
「その年齢で?」
「それって微妙じゃない?」
そんな言葉が
返ってくるかもしれない。
そう思うと、
ためらってしまうことも
あるのだと思います。
私自身も、誰かの反応が
気になることはあります。
まして、
過去に自分の「好き」を笑われたり、
否定されたりした経験があれば、
なおさらです。
特に、
大切な人からの言葉ほど、
心に残るもの。
「私の感性って、おかしいのかな」
「こんなこと、言わないほうがいいのかな」
そうして、少しずつ自分の気持ちを
しまい込むようになった方も、
いらっしゃるかもしれません。
誰かと違っていても、あなたの「好き」は間違いじゃない
でも、私は伝えたいんです。
誰かに共感してもらえなかったからといって、
あなたの「好き」が
間違いになるわけではありません。
相手にも好みがあるように、
あなたにも、
あなたの好みがあっていい。
私は、これが好き。
あなたは、違うものが好き。
それでいいんです。
同じものを好きだったら、
一緒に喜べるかもしれない。
違うものが好きだったら、
「へぇ!どんなところが好きなの?」と、
相手の世界を知る
きっかけになるかもしれない。
私は、同じものを好きにならなくても、
その人が大切にしている気持ちは、
大切にできると思っています。
相互尊重コミュニケーション®では、
自分も相手も大切にすることを学びます。
それは、
何でも同じ意見に
なることではありません。
相手に合わせて、
自分の気持ちを消すことでもありません。
「あなたは、そう感じるんだね」
「私は、こう感じるんだよね」
そうやって、
お互いの違いを認め合えること。
そこに、相互尊重の
大切な土台があるのだと思います。
本当の強さは、傷つかないことじゃない
堂々と「好き」と言える人を見ると、
自信があって、周囲の反応なんて
気にしない人のように
見えるかもしれません。
でも、私は
そうではないと思っています。
誰かに否定されたら、悲しい。
大切な人に理解してもらえなかったら、
寂しい。
そんな気持ちになることも、
自然なことです。
本当の強さは、
誰に何を言われても
傷つかないことではなく、
傷つくことがあっても、
自分の気持ちを置き去りにしないこと。
「あなたはそう思うんだね」
「でも、私はやっぱりこれが好きなんだよね」
そう思えること。
そして、その気持ちを、
どこで、誰に、どんなふうに伝えるのかも、
自分で選んでいいんです。
いつでも、誰にでも、
自分のすべてを見せる必要はありません。
安心して話せる人に伝えてもいい。
今は自分の中だけで、
大切に温めておいてもいい。
自分の気持ちを
大切にするということは、
表現するかどうかを
自分で決めることも
含まれているのだと思います。
「好き」を大切にすることから、喜びが循環していく
好きなものを見つけて、
嬉しくなる。
その嬉しさを
誰かに伝えたくなる。
そして、
相手がその気持ちを
受け取ってくれる。
「それ、好きなんだね!」
「嬉しそうだね!」
そんな小さなやりとりから、
喜びが広がっていくことがあります。
私は、
そういう時間が大好きです。
同じものを好きになる
必要はありません。
相手の喜びを、
相手の喜びとして大切にできたら、
それだけで十分に
温かい関係が生まれると思うんです。
今回、KUROMIのシールを
いただいて感じた嬉しさも、
まさにそうでした。
私の好きなものを
覚えていてくださった。
私が喜ぶ姿を
想像してくださった。
そして、その気持ちを
行動にして届けてくださった。
その一つひとつが、
私にとって何より嬉しい
贈りものでした。

自分らしくいながら、相手の「その人らしさ」も大切に
誰かと仲良くするために、
自分の気持ちを我慢し続ける
必要はありません。
相手を大切にするために、
自分を後回しにする必要もありません。
自分の「好き」を大切にする。
相手の「好き」も大切にする。
たとえ違っていても、
お互いの気持ちを受け止め合う。
そんな関係を、
日々の小さなやりとりから
育んでいきたいと思っています。
相互尊重は、
特別な場面だけで
必要なものではありません。
家族との会話にも。
友人との何気ないやりとりにも。
仕事での人間関係にも。
そして、
自分自身との向き合い方にも。
いつでも、どこからでも、
始めることができます。
「私は、これが好き。」
その気持ちを、
自分自身が大切にしてあげること。
そして、目の前の人の
「好き」や「感性」も、
同じように大切にすること。
そんな人と人との関係が、
もっともっと広がっていったら
嬉しいです。
いただいたKUROMIのシールは、
私の「好き」を大切にしてくださった、
温かいお気持ちの贈りもの。
これからも大切にしたいと思います。
そして私も、
誰かの「好き」を、
同じように大切にできる人で
ありたいと思っています。
あなたの「好き」も、
誰かの「好き」も、
どちらも大切なものだから。
一般社団法人 相互尊重コミュニケーション協会
代表理事 渡辺佳菜

