「私なんて」から「ありがとう」へ。自分を認めることから始まる相互尊重 〜認定講師養成講座 第4期・受講生の声〜

誰かに褒めてもらったとき、
あなたはどんな言葉を返していますか?

「すごいですね!」
「素敵ですね!」

そんな温かい言葉を
かけてもらっても、

「いやいや、私なんて……」

と、つい謙遜してしまうことは
ありませんか?

相手の気持ちは嬉しいのに、
素直に受け取ることが
少し照れくさい。

そんな経験は、
きっと多くの方に
あるのではないでしょうか。

今回は、相互尊重コミュニケーション®
認定講師養成講座 第4期
第2講座「自己表現」を受講された、
木田春美さんの気付きをご紹介します。

春美さんが講座を通して見つけたのは、
自分自身との向き合い方、
そして人とのつながりを
温かくする新しい視点でした。

目次

褒められても「私なんて」と返してしまう

春美さんは、講座を振り返り、
こんなふうに綴ってくださいました。

「褒められても
その気持ちを受け取るのが
まだまだ苦手な私」

「いやいや〜私なんて」

褒め言葉を素直に受け取ること。

簡単そうに見えて、
意外と難しいものですよね。

日本には謙遜を美徳とする文化もあり、
褒められたときに
控えめに返すことが
自然になっている方も
いらっしゃるかもしれません。

けれど、
相手が伝えてくれた言葉を、
そのまま受け取ってみてもいいのです。

「ありがとうございます。嬉しいです」

そんな一言も、
自分の気持ちを
大切にする素敵な自己表現です。

褒め言葉を受け取ることは、
自分を大きく見せることでも、
自慢することでもありません。

相手が見つけてくれた自分の良さを、
「そういう一面もあるのかもしれない」と
認めてみること。

そして、
言葉を届けてくれた
相手の気持ちを、
大切に受け取ることでもあるのですね。

自分を認めることと、相手を認めること

今回、
春美さんはもう一つ、
大切な発見をされました。

それは、
褒め言葉を受け取ることが
苦手な自分は、
誰かを褒めようとしたときにも、
なかなか言葉が出てこないということ。

「褒める、認めるための
言葉の引き出しが少ないんですよね」

ご自身のそんな一面に
気付かれたそうです。

この気付きは、
とても大切なものだと感じます。

私たちは普段、
相手の良いところを感じていても、

それをどんな言葉で
伝えたらいいのか
迷うことがあります。

でも、
立派な言葉で
褒めようとしなくても大丈夫。

「その考え方、素敵ですね」
「一緒にいると安心します」
「いつも丁寧に取り組んでいますね」

そんな、心に浮かんだ
素直な気持ちを伝えることから
始めてもいいのです。

相互尊重コミュニケーション®では、
自分も相手も大切な存在として
尊重することを大切にしています。

相手の良さを見つけることも、
自分の良さを認めることも、
どちらも大切。

自分に向けられた
温かい言葉を受け取りながら、
今度は自分からも
誰かに温かい言葉を届けていく。

そんな小さな積み重ねが、
安心と信頼のある関係を
育てていくのではないでしょうか。

辛かった出来事にも「おかげさま」の視点を

第2講座「自己表現」では、
もう一つ、
印象的なワークが行われました。

それは、自分にとって
良くなかった出来事を、
「おかげさま」という視点から
見つめ直してみること。

春美さんは、
このワークに大きな驚きを
感じられたそうです。

「その時は辛かった
でも、そのおかげで…
ということが、私にもたくさんあって。」

人生には、
できれば経験したくなかった
出来事もあります。

思い通りにいかなかったこと。

誰かとの関係で傷ついたこと。

一生懸命取り組んだのに、
望んだ結果にならなかったこと。

そのとき感じた悲しさや悔しさは、
決してなかったことにする
必要はありません。

無理に前向きに
捉えなくてもいいのです。

ただ、少し時間が経って
振り返ってみると、

あの経験があったからこそ
気付けたことや、出会えた人がいることに
気付く場合もあります。

「辛かった」
という気持ちも大切にしながら、

「でも、あの経験のおかげで…」
と、新しい意味を見つけていく。

それは、
過去の自分を否定するのではなく、
これまで歩んできた自分自身を、
優しく受け止めることにもつながります。

「おかげさま」から広がる、温かい気持ち

春美さんは、
ワークを通して
こんな変化を感じられました。

「いろんな出来事が
『おかげさま』
に繋がっていくんです」

「そして、温かい気持ちが広がっていく」

一つの出来事を、
違う角度から見つめてみる。

すると、そこから
新しい気付きが生まれ、
心の中に温かさが
広がっていくことがあります。

誰かに助けてもらったこと。

あの経験があったから、
今の自分がいると感じられること。

そして、自分自身もまた、
誰かにとっての「おかげさま」に
なっているかもしれないこと。

私たちは、
さまざまな人との
つながりの中で生きています。

相手から受け取った優しさが、
自分の中で温かさとなり、
その温かさがまた
別の誰かへと伝わっていく。

春美さんは、そのことを、

「この温かさが循環していくこと。
 それもまた相互尊重なんだなぁ」

と表現してくださいました。

自分にも、相手にも、温かい言葉を

今回の春美さんの投稿から、
私たちも改めて大切なことを感じました。

自分を認めること。
相手を認めること。
そして、これまでの経験や、
人とのつながりに目を向けること。

そのどれもが、
自分も相手も大切にする
相互尊重コミュニケーション®に
つながっています。

自分の良いところを、
すぐに見つけられなくても
大丈夫。

褒め言葉を
素直に受け取れない日があっても
大丈夫。

まずは、
そんな自分に気付けたことを
大切にしてみませんか?

そして、
誰かから温かい言葉を
かけてもらったときには、

「ありがとう。嬉しいです」
と、受け取ってみる。

その小さな一歩が、
自分自身との関係も、
周囲の人との関係も、
少しずつ温かくしてくれるかもしれません。

自分に向ける優しさが、
相手への優しさにつながっていく。

そんな温かい循環を、
これからも日常の中に
広げていきたいですね。

春美さん、
素敵な気付きをシェアしてくださり、
ありがとうございました。

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