「コミュニケーションを学びたい」
そう思うきっかけは、
人それぞれです。
子どもとの関係をもっと良くしたい。
パートナーと、
お互いの気持ちを大切にしながら
話せるようになりたい。
職場や身近な人との関係を、
より心地よいものにしたい。
そんな思いから始まる学びが、
いつしか自分自身の生き方や、
人との関わり方を見つめ直す
きっかけになることがあります。
今回は、
相互尊重コミュニケーション®
認定講師養成講座 第4期のスタートにあたり、
受講生であり、当協会の理事でもある、
えんどう有里さんが綴ってくださった
思いをご紹介します。
笑顔とともに始まった、第4期の学び
相互尊重コミュニケーション®
認定講師養成講座の第4期が
スタートしました。
初回からオンラインの画面には、
受講生の皆さんの笑顔がいっぱいに。
そして講座終了後には、
さっそく学びを振り返る言葉や、
日常での実践報告が届きました。
その一つひとつに触れながら、
有里さんが改めて感じたこと。
それは、
「知っている」と「できている」は違う。
そして「でき続ける」ことが大切。
ということでした。
コミュニケーションは、
一度知識を身につければ、
それで終わりというものではありません。
相手や状況によって、
私たちの気持ちも
反応も変わります。
だからこそ、
何度でも学び、実践し、
振り返ることに意味があるのですね。
似ているようで違う、コミュニケーションの本質
有里さんの投稿には、
相互尊重コミュニケーション®で
大切にしている、
三つの違いが紹介されていました。
「共感」と「同感」は違う。
「受け止める」と「受け入れる」も違う。
そして、相手を大切にすることと、
自分を我慢させることも違う。
例えば、
相手の考えに賛成できなくても、
その人が感じている悲しさや不安を
理解しようとすることはできます。
それが「共感」です。
また、
相手の気持ちを受け止めることは、
相手の要求を
すべて受け入れることとは違います。
相手の思いを大切にしながら、
自分の気持ちや考えも
大切にしていいのです。
この小さな違いに気付くことで、
親子関係も、夫婦関係も、
職場での人間関係も、
少しずつ変わっていく
可能性があります。
相手を尊重することと、
自分を尊重することは、
どちらか一方を選ぶものではない。
それが、
相互尊重コミュニケーション®の
大切な考え方です。
宅配の方との会話にも生まれた、小さな変化
今回の講座では、
学んだことをさっそく日常で
実践された受講生さんから、
こんな報告も届きました。
「宅配の方に笑顔とうなずきを意識したら、いつも以上に話が弾み、相手からとびきりの笑顔が返ってきました」
とても素敵なエピソードですね。
特別な言葉をかけたわけでも、
大きなことを
したわけでもありません。
ただ、目の前の人に
笑顔を向け、
うなずきながら話を聴く。
その小さな関わり方の変化が、
温かなやり取りにつながったのです。
コミュニケーションを学ぶことは、
何か難しい技術を
身につけることだけでは
ありません。
毎日の暮らしの中で、
目の前の人とどう関わるか。
その一つひとつを、
少しずつ丁寧に
していくことでもあります。
有里さんも、
「学んだその日から、
目の前の人との関係が少し変わる。
これが相コミュの面白さ」
と綴ってくださいました。
「佳菜さんだから学びたい」という言葉
そして、
有里さんが理事として
特に嬉しく感じているのが、
受講生の皆さんから届く
こんな言葉です。
「佳菜さんのコミュニケーションを学びたい」
「佳菜さんだから学びたい」
知識や方法を学ぶだけでなく、
誰から学ぶのか。
そこにも、
大切な意味があるのかも
しれません。
当協会代表理事の渡辺佳菜も、
日々さまざまな人と関わりながら、
考え、悩み、実践を重ねています。
相互尊重コミュニケーション®を
伝える立場でありながら、
自分自身も学び続ける一人です。
有里さんは、
そんな渡辺の姿について、
「言葉だけではなく、
その在り方そのものから
受け取るものがある」
と感じているそうです。
人との関わり方は、
言葉で説明するだけでは
伝えきれないこともあります。
どんなふうに相手の話を聴くのか。
違いに出会ったとき、
どう向き合うのか。
日々の関わりの中に、
その人が大切にしているものが
表れていくのでしょう。
誰かのようになるのではなく、自分らしく生きるために
相互尊重コミュニケーション®は、
誰かのようになるための
学びではありません。
自分自身を知り、
相手を知ろうとすること。
お互いの違いを認め、
それぞれが大切な存在であることを
忘れずに関わること。
そして、
誰か一人が我慢するのではなく、
対話を通して、
より良い関係を育てていくこと。
私たちが目指しているのは、
「すべての人が互いの個性と尊厳を尊重しあい、
自分らしく輝ける社会を実現する」
という未来です。
その実現は、
決して遠くに
あるものではありません。
家庭で交わす一言。
パートナーとの何気ない会話。
職場の仲間への小さな心配り。
そんな日常のコミュニケーションから、
相互尊重の輪は広がっていきます。
第4期の5ヶ月間で、
受講生の皆さんが
どんな気付きに出会い、
どんな変化を
重ねていくのでしょうか。
私たち事務局も、
皆さんの歩みを
とても楽しみにしています。
相手もわたしも、大切な存在。
この思いを、
これからも
一人ひとりの日常へ。
有里さん、
心のこもった素敵な投稿を
ありがとうございました。

